もともと、味噌煮込うどんとは家庭料理ではなく、名古屋の飲食店から始まったとされています。名古屋には大須という観音さんや演芸場を中心とした繁華街があって、当然飲食店も多く軒を連ねています。さかのぼること100年余り。明治の中頃に、この街のある店がこの「味噌煮込うどん」を考案したところ、人気を博したと文献は伝えています。
その店は今はもう残っていませんが、そこで働いていた人たちが、のちに自分の店を持ち、独自の味付けの味噌煮込うどんを供し、それらが中心となって、今のような名物料理に育っていったという経緯があるそうです。
七五八庵の「味噌煮込うどん」は、その発祥の店のレシピを目指して開発に取り掛かりました。当時のレシピを確認し、今はもうない材料はできるだけ近いものに置き換えて、可能な限り当時の味に忠実にしつつ、名古屋で一番おいしいと自負できる「味噌煮込うどん」を作り上げました。
この商品のセット内容は、「生麺」「味噌煮込の素」「だしパック」「七味唐辛子」です。ここに添付されています七味唐辛子も、名品と名高い長野・善光寺前の八幡屋磯五郎の七味唐辛子を分けて頂いております。 具だけは、皆様でご用意して頂くことになりますが、一般的には「鶏肉」「かまぼこ」「油揚げ」など。水気の多いものはあまり適しませんが、牡蠣をいれてもおいしく召し上がれます。いろいろなお好みの具を用意してお楽しみ下さい。
味の要となる「味噌」は、八丁味噌八割に対して白味噌を二割。八丁味噌は、中部地方で好まれる独特の味噌で、大豆を原料に三年熟成させて作り上げられています。当然、一般の赤味噌の約三倍と高価なものになりますが、この味噌でないと出せないコクがあるのです。一方、白味噌は西京味噌を使用しています。こちらも白味噌の最高峰といわれる高級品です。この二つの味噌を絶妙の割合で混ぜ合わせることによって、ほどよい塩分、まろやかな甘さ、深いコクが生まれ出てきます。
味噌をいかすには濃厚なだしが要求されます。七五八庵の味噌煮込うどんは、土鍋でうどんを煮込む前にだしパックを煮出すようにしています。このだしパックには、弊社が開発した技術(特許出願中)を取り入れ、一般にあるだしパックでは感じられないだしの香りや風味を味わえます。街にあるお店に行くと、独特のだしの香りが漂い、またお店で食べると香り豊かな風味を感じるものですが、ご家庭でその香りや風味を感じられるようにしています。ちょっとしたひと手間ですが、これだけで断然おいしく召し上がることができます。
七五八庵では、注文を承ってから発送までの期間を「1週間以内」としています。これは注文を受けてから麺を打つこととしているためで、一番おいしい状態で皆様の食卓にお届けすることへのこだわりとご理解頂きたいと思います。この麺は、厳選された小麦粉を使用し、練り上げたあとにじっくりと熟成させます。
煮込みうどんですから、煮崩れがしない角の立った麺になるように包丁切りをし、塩分を少なくした多加水の腰の強い麺を提供するようにしております。
● 賞味期間は製造日から2週間となります。
● ご注文から発送まで1週間ほどお時間をいただきます。
(発送時にメールにてご案内させていただきます。)
● 輸送事故など不具合があった場合は、すみやかにご連絡ください。
● お試しセットと他商品は一緒にお買い上げの場合、一緒のお届けとなります。